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T.SAEKO T.SAEKO

T.SAEKO

  • Chapter 01

    別世界に迷い込んでしまった自分……。

    私は、2007年4月にレイスグループに新卒入社して、スカウトの営業部門に配属となりました。苦労したエピソードは枚挙に暇がありません。中でも、製造業種へのアプローチ担当になった時は、毎日訳の分からない異国語を眺めているような状態でした……。同業界の経営者が必要とする人物像を把握するため、各業界の協会ホームページや業界団体資料を調べ上げてビジネスモデルを理解したり、論文を読んで製法知識を習得したりする必要があったのですが、何しろこれまでの人生において一切関心を持ってこなかった領域です。私には荷が重すぎるミッションでした。

    「社会人として誰よりも成長したい」
    「女性でもビジネスの最前線で活躍したい」
    この思いを持って、艱難辛苦を覚悟してレイスの門を叩いたつもりですが、入社後しばらくして、自分の覚悟は甘かった……と思い知りました。体力には自信がありましたが、帰り道は疲れのあまり、何度も電車を乗り過ごす毎日でした。

  • Chapter 02

    逆境によって磨かれたスキル。

    「それでも辞めなかったのはなぜだろう」とたまに振り返ります。突き詰めると、ただただ悔しかったから、だと思います。レイスの業務内容は、ビジネスパーソンとしての地力が試されると感じていました。その中で、ついていけず、十分な成果を出すことが出来ないのであれば、仮に辞めたところでその先も逃げ続ける人生が待っているだろうと察していたのです。何より、自分で決めた道を否定することが嫌でした。

    入社2年目には、未曾有の大不況とも形容されるリーマンショックが起きました。各業界、倒産が相次ぎ、それまで優良企業と呼ばれていた企業群も軒並み業績悪化する中、営業の難易度はますます上昇したように思います。契約を頂きにくい環境の中、経営者の信頼を勝ち得て、投資の意思決定を促すにはどうすべきか。一手の間違いも犯さぬよう、綿密な事前準備を行うように努めました。実は、この時の鍛錬が、その後の私を形作っているように感じます。

  • Chapter 03

    お会いして10分。
    「君と仕事を進めよう」の一言。

    実際のエピソードを紹介します。ある東証一部上場企業の創業社長に営業したときのことです。お忙しいはずの社長が貴重な時間を割いてくださっているので、1分1秒も無駄にできない、少しでも期待に背く言動があればパートナーとして認めてくれないだろうと考え、万全の準備をして臨みました。社長のお名前、企業名をインターネットで検索し、過去の関連新聞記事、関連ニュースは遡れる限り全て確認しました。本も執筆されていたため、Amazonで取り寄せ、その本も熟読しました。また、あるインタビュー記事の中では、創業時の苦労話、現経営陣との関係、新会社設立の背景、奥様との出会いなどが綴られていたため、余計な質問をしなくても済むよう、全て記憶しました。
    その上で、社長が胸に抱いていると思われる、あらゆる経営課題に対する解決策を用意して臨みました。海外進出、新規事業開発、事業拠点の新規開設・広域展開、組織・制度改革、資金調達、新商品開発、など。この時、用意した提案の切り口は20を超えました。

    その結果、お会いして10分後には「君と仕事を進めよう」とのお言葉をいただき、その30分後には契約書に捺印を頂くこととなりました。後日、秘書の方に聞いたところ、その社長はお会いして5分で話を聞くに値する人物か見極め、さらに5分でともに仕事をするに相応しいかを判断するとのこと。事前準備が奏功し、社長のお眼鏡に適ったのだと思います。

  • Chapter 04

    営業の最前線に戻る?それとも子供中心の生活?多くの選択肢に囲まれている幸せ。

    このような経験を繰り返した結果、私の営業スキルは磨かれていきました。年数とともに個人業績も向上していき、入社6年目ともなると、部門最多売上賞の常連ともなりました。私自身に特別な力があったとは思いませんが、前述した準備の賜物かもしれません。
    なお、入社して5年も経過すると、業務効率も上がります。別の表現をすると、1~2年目の時は100の時間を掛けて、必死に100の成果を捻出していたのに対し、経験を積むと、100の時間で300もの成果を出す、もしくは、30の時間で楽に100の成果を出すことが出来るようになります。私も、成果を維持したまま、平日にテニススクールに通ったり、ヨガを習ったり、充実度は日に日に高まりました。

    また、プライベートでは、28歳の時に結婚しました。ライフスタイルの変化もあり、30歳になってからは仕事量を抑制し、現在は育児中心の生活をしています。今のところ、30代は今のペースで、育児の合間に仕事をしていきたいと考えています。40代以降のことはまだ分かりませんが、20代で一生懸命仕事に取り組んだことで、多くの選択肢を持つことが出来ています。思いっきり仕事をするも良し、子供中心の生活を続けるも良し。最良の選択をし続けたいと思います。私の人生に多くの学びをくれたレイスに恩返しするため、この先何をしていこうかと考える日々です。

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